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文化資本の概念関係

文化資本研究のための概念関係に関してディレクションを示しておきます。

​これらは、考察、リサーチのための方法学的指標であって、実定化されているものではありません。資本のシニフィアン作用です。

​文化資本の基本構成

文化資本は心身次元、環界次元において種別化されるが、言語資本がコアにある。個人の「自己ー非自己」関係がそれら諸資本を疎外表出しまた規制される。これらの諸資本が、非分離・述語制・場所・非自己の界閾に構成される普遍を文化資本学会は探究するが、分離・主語制・社会・自我におかれる近代西欧的な配置も歴史的には構成されており、その後者は批判対象とされる。

​それぞれの資本の界champは、さらにまた分節化され様々な要素や関係性からなっている。

​文化資本をコアにして諸資本が配置されるが、内在化される内側の円の諸資本と外在化されている外側の円の諸資本とに識別されよう。しかし、ともに内在表出と外在表出の相互作用をなしている。これらの諸資本がいかなる種別的内容の界をもって文脈配置されているかを解析することである。

​文化資本と他の諸資本との関係
Training & Workshops

​個別ケースにおいて、これら諸資本の界の種別化を対象化し、解析・設計がなされうる。それぞれの「資本の動き」の実際と論理を有しており、それらの関係構成を明らかにしていくことが、タジェール/ワークショップにおいて考証される。

​個人の文化資本

個人は、衣食住環境と心身環境を家族の対関係として布置され、その関係づけと了解付けを、外在環境との諸関係の中で規制化されながら生まれ死していく。その生存過程において幻想疎外を規定的に構造化する。この外在環境が、「社会」空間に配置されるのと「場所」に配置されるのとでは生活諸条件が変わり、自然、世界、歴史の領有の仕方が変わる。

​述語制様式に配備される個人と主語制様式に配備される個人とでは、その自己技術の関係の仕方が違う。

​述語制様式の探究

​環境変容と自律的自己技術開発

​仕事環境

​賃労働・社会人間かtらの脱却:文化資本者としての形成

​消費商品遊業からの脱却:欲望から享楽への転移、文化根源からの遊び

​遊び

​病・痛み

産業的医療化からの脱却:自律的治癒力の復回と痛みの共感

​企業の文化資本と他の諸資本

​文化資本なくして企業は成り立たない。そして、企業環境は多様な諸資本に取り巻かれている。商品は、それらの諸資本総体から生産される、それを忘却した企業に現在なっているが、成功している企業は諸資本を固有に稼働させているのだ。

​企業の諸資本構成の解析

​ホスピタリティ・マネジメントの開発

​場所市場の可能条件の探究

​環境経済との非分離構成

​述語的な非分離技術の開発探究

​日本文化技術のリサーチ

​生活者・顧客の新ライフスタイルの探究

​生涯設計・世代設計、新たな生活資本

​社員のホスピタリティ技術の形成

​述語的表現技術の探究とホスピタリティ仕事環境

​国家資本と文化資本

​象徴資本を通じて国家資本は構成されるが、その共同幻想の国家化には文化資本が作用しており、社会編制の社会資本と政治資本と経済資本を統治している。その下部には、包摂されていない近代化編制過程で排除されてきた多様な場所資本が残滓しており、その歴史資本、環境資本、文化技術資本を国家資本がいかに再領有化するかが探究課題になる。

​◉主語制様式に集中化された国家資本の批判解析

​主語制言語様式の集中化・統一化の近代過程の検証

​◉述語制様式の多元化の可能条件の探究

​述語制日本語の文化資本史考証

​◉個別場所文化資本の探究

​日本の武士制の統治技術研究:現在の場所資本のリサーチ

文化資本年報2.jpg

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